院長名 | 速水 茂 |
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経歴 |
平成3年 大阪歯科大学 卒業 平成7年 大阪歯科大学大学院 修了 (歯科保存学) |
所属・学会 |
日本歯科保存学会 会員 日本歯科保存学会 認定医 【資格・その他】 第二種歯科感染 管理者 訪問歯科実践講座 修了 |
院長からのごあいさつ
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江戸時代に入れ歯師という職人がいて、徳川家康も入れ歯をしていたということです。値段は十両ほどしたそうで、換算が難しいのですが、現代の相場で数十万円程度でしょう。平成の時代で保険外治療の入れ歯を作った場合と不思議と変わらないのがおもしろいですね。昔は現金を持っている人が限られていたので、感覚的にはもっと贅沢品だったと思います。
ざっと四百年以上の歴史がある日本の入れ歯に学生のころから興味があり、今でも好きな治療分野です。入れ歯をしてよく噛めるようになったというお声をいただけると、とてもうれしいものです。
ただ、どんなに噛める入れ歯が入っても、皆さん同じことをおっしゃいます。
「自分の歯にもっと気をつかっておけばよかった。」
実際に見られた方はおわかりになりますが、入れ歯というのはかなり大きな人工臓器です。総入れ歯になると、手のひらほどの大きさになります。しゃべりにくい、異物感があるというのは当然でしょう。口の中にある部分が歯の大きさですむインプラントが人気なのも自然のなりゆきと言えます。
歯がなくなる原因のほとんどはむし歯と歯周病ですが、実はこれらは生活習慣病です。肥満や高血圧への耐性に個人差が大きいのと同じで、画一的な対策が全員にあてはまるとは限りません。また、複数の原因がからみあっていて、重症になった時には歯が残せないことが多いのです。
入れ歯になってしまったらやむを得ませんが、そうなる前のご相談や点検に気軽にお越しいただけると、私がお手伝いできることはいろいろあります。