きょうも歯科医はゆく。
新たな高齢者医療制度
どんな検査、どんな薬を使っても...定額?
生労働省は、75歳以上の「後期高齢者」(65歳以上75歳未満は「前期高齢者」と呼ぶそうです)を対象とした新しい保険制度を来年の4月から導入するそうです。外来診療でかかる医療費を検査や投薬の数量にかかわらず、同じ病気なら定額にするそうです。

までは、検査や投薬や治療など実際にした診療行為ごとにきめた単価の合計で医療費を算定するという「出来高払い」です。定額制にすると通院回数、検査、投薬が増えても報酬は同じなので、医療機関が無駄な診療を控え、効率的に医療を提供するのが目的です。でも、本当は医療の抑制が目的のように思えますが・・・

本医師会などは定額制の限定的な適用を主張していますが、診療報酬を払う健康保険側は広範囲の適用を主張しています。それぞれの立場がありますが、まずは患者さんのために本当にいい制度を考えてほしいものです。

れは医科のお話ですが、歯科はどうなるのでしょうか?
医療抑制の方向へいくのでしょうか?
心配です。
<2007.7.11>

INDEX