きょうも歯科医はゆく。
よくある誤解 その1
みなさんは知っていますか?
§差し歯
「歯のないところを差し歯にしてください。」と言われることがしばしばあります。

し歯は、歯の根が残っている状態で、その根に土台の金属を差しこんでかぶせることで、歯のない歯肉に差すことではありません。しかし、言葉から誤解しやすいようです。だから私は差し歯という言葉はつかいません。たとえば、「歯の根に金属の土台を差し込み、それにかぶせます」と、模型や図を見せて説明しています。

§詰めたのにまたむし歯になる?
「金属を詰めたのに、むし歯になるのですか?」と言われることがあります。
詰めた金属がとれたとき、歯の中がむし歯になっていることが多くあります。

した時にむし歯を取り残した場合も考えられますが、多くは金属と歯のすき間からのむし歯です。金属を接着剤でしっかり詰めても、金属と歯のすき間はどうしてもできてしまいます。油断しているとそのすき間からむし歯になってしまうのです。金属を詰めた歯は、念入りに歯磨きしましょう。
<2006.6.22>

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