命にかかわるお口の病気 | ||
Aさんがやってきたのは、年の暮れ、とても忙しい時でした。 「口の中にずいぶん前から、腫れ物ができたのですが、痛みがなかったのでそのままにしていたのですが・・・・」 その腫れ物を見て、言葉につまりました。 「・・・・・・・」 「先生、たいした物でないですよね。」 「・・・・・・・」 「大丈夫ですよね。」 「う〜ん、まあ・・・大丈夫だと思いますが・・・万が一の事がありますので、大学病院で検査をされた方がいいと思いますが・・・・」 「年末で忙しいし、大学病院はちょっと・・・・」といやがるAさん。 Dr.島田は、時間をかけ、説得しました。 Aさんはしぶしぶ了解してくれました。 大学病院に連絡をいれ、年末で予約がいっぱいでしたが、状態を説明し、予約をなんとかいれました。 その後、大学病院で検査、手術までできました。 翌年、数ヶ月たった頃、またAさんがやってきました。 「ありがとうございました。あの時、先生が説得してくれなかったら・・・・」 実は、Aさんは、歯肉にできる癌だったのです。 |
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<2004.8.16> |
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