患者さんのための歯科医院って、いったい・・・

また前回の続きです。以下の質問を考えてみましょう [質問] 7. 自費の治療をすぐすすめるので、金儲け主義だ。 8. 設備が古いので、治療も古いやり方だ。 9. 夜間診療をしてる歯科医院は患者さん思いである。 10. 訪問診療をしてるので、やさしい歯医者である。 [回答] 7. すべて保険で治療できればいいのですが、国の財政を考えると今後も無理なようです。通常のむし歯・歯周病は保険でできますが、セラミックを被せる・金属製の入れ歯・歯列矯正・インプラントなど、審美的なものやより快適なものは保険外になります。自費治療をすすめる場合、金儲け主義の先生も中にはいるかもしれませんが、選択肢の一つとして説明します。もちろん保険内ですべて治療したい人は先生に｢保険ですべてお願いします。｣といえばOKです。 8. 骨董品みたいな治療台で、がんばってる先生はいます。治療も古いやり方で頑固な先生も確かにいます。古い治療台を大切に使い、むかしの治療でもいい場合がありますので、設備が古いから良くないとは言えません。でも通常は新しい設備の方がいいでしょう。 9. 10. 最近、夜間診療や訪問診療をする歯科医院が増えてきました。もちろん患者さんのことを考えての場合もあるでしょうが、実際はどうなのでしょうか？歯科医院は過剰で、ほとんどの歯科医院では患者さんが減ってます。もしかして患者さんを増やすためかも。 この不景気の世の中、歯科業界も厳しい状態になりつつあります。 歯科医院が過剰で患者さんが減っている。 不景気のため、自費治療が減っている。 今後、保険治療の負担額も増えますので、患者さんの受診率も減るでしょう。 でも、はやってる歯科医院も中にはあります。それは、患者さんのためにがんばってその結果、患者さんに選ばられてる歯科医院です。 次回は、Dr.島田が個人的におすすめ歯科医院の話です。

＜2002.12.13＞

INDEX