きょうも歯科医はゆく。
いい歯科医院の見つけ方のヒント その2
あの先生、腕がいいのか悪いのか?
療が上手か、下手か、まずは以下の質問を考えてみましょう。

[質問]
1. つめたものがとれてしまったので、下手な歯医者である。
2. なおしたところがしみるので、下手な歯医者である。
3. 歯の治療が長期間かかるので、下手な歯医者である。

[回答]
もちろんすべて下手な歯医者です。と言いたいところですが、実は違う場合もあります。では、それぞれを検証しましょう。

1. むし歯は削ってつめます。むし歯になってしまった所だけを削り、削る量を最小限にするのが、歯にとってはいいのです。それで、むし歯の状態によっては、取れやすい形になる場合があります。むし歯でない健康な所まで余計に削るかどうかですが・・・・どっちがいいでしょうか。
2. むし歯が深く痛みがある場合は歯の神経をとります。しかし、歯の神経をとると歯がもろくなりますので、できれば歯の神経をとらない方が歯にとってはいいのです。だから、深いむし歯でも神経をとらない場合があり、それで治療後、しみてしまうことがあります。もちろんあまりしみるようであれば、神経をとった方がいいのですが・・・どっちがいいでしょうか。
3. 状態によっては長期間かかる場合があります。たとえば、歯の根の治療です。根の中を掃除・清掃し、なるべく無菌にしてからつめたりかぶせたりします。、菌の感染が多ければ治療に時間がかかります。時間をかけきちんと治療しなければまた再発してしまいますが・・・・どっちがいいでしょうか。

上のように、治療が下手だと思っていた先生が実はいい先生だったり、またその逆もあります。上手か下手かは一般の人にはわかりにくい場合があります。

はり、しっかり説明を受け、納得し、わからないことがあればよく相談し、治療結果に満足するかどうかでしょうか。
(つづく)
<2002.10.11>

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