明眸皓歯(めいぼうこうし)…昔、中国では、白い歯は美人の条件だったそうです。今でも白い歯は誰でもあこがれますね。歯の色が黒ずんだりしているのは、誰でもいやなものです。 歯の色は、日本人は欧米人に比べて少し黄色っぽいのをご存じですか?それは、歯の一番硬い表面のエナメル質の厚さの違いによるもので、日本人は欧米人よりエナメル質が薄く、その下の象牙質の色が見えるためです。また、20歳〜4、50歳位の人で小さい頃に抗生物質をよく飲んでいたために、歯の色が黒ずんでいる人もいます。 歯肉の色ともとても関係があり、一般には健康な白い歯は歯肉とのバランスによって見えます。赤黒くはれあがった色よりも、ピンク色あるいは赤くてしまった歯肉の色が、いっそう白い歯をひきたたせます。毎日よく飲んでいる飲み物、たとえばお茶、紅茶などの茶しぶが歯の表面について黒く見えたり、また食べ物の色素でも色が付着します。 最近では、食べ物や飲み物の色素を分解する酵素入りの歯磨き剤もありますが、磨き剤が多く入っているものは歯の表面が削れるので注意しましょう。 歯肉の手入れは歯ブラシの先がよく歯の表面にあたってマッサージ効果が出るようにしましょう。さらに、歯を白くするには、歯医者さんで白くするという方法があります。その方法には大きく分けて3種類あります。レーザーによるホワイトニングと、歯科医院でおこなうブリーチング、家庭でおこなうホームブリーチングです。次回は、そのうちレーザーによるホワイトニングと、ホームブリーチングについてお話しましょう。 |
<2000.10.18> |
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