第5回
回は、歯の痛みをとる方法を少しお話ししました。今回は具体的に痛みをとるツボをお話しします。

や歯肉が痛くなると肩が張ったり、逆に、肩が張ると歯や歯肉が痛くなる人が多くいます。肩のツボで痛みをとる方法をお教えしましょう。肩には「肩井(けんせい)」というツボがあります。場所は、左右の肩の、首のつけ根から肩が落ちる間の中央からやや首側にあります。

手を前に伸ばし、ひじの高さを肩と同じくらいにします。そして手首の力を抜いて、中指だけに力を入れます。このときひじは正面を向いています。その中指だけで肩を軽くポンポンと2〜3回叩いてください。そのあたりが「肩井」のツボにあたります。最初はなかなか見つからないかもしれません。だいたいの場所で良いです。慣れてくるとピタッと当たるようになります。

こを軽く押すか、人に頼んで手のひらでこすってもらいます、あまり強く押さないでください。あまり強く押すと、押した部分が内出血を起こし、後で逆に肩が張りすぎることがあります。刺激を与える程度、さするのが一番良いです。さするときは、反対の手のひらを使い、指先を肩にひっかけるようにしてさすりますが、このとき、あいている手でひじを支えてあげると楽にできます。
<2000.7.5>

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