第１回

歯の大切さは、みなさんよくご存じでしょう。しかし、役割について知っていることは、かむこと、話すこと、かみつくことぐらいと思っていませんか？　とんでもありません！　歯はもっと大切な役割を背負っています。人によっては命も守っていると言っても言い過ぎではありません。 人には知恵がありますから、歯がなくても料理したりして食事をとることができますね。しかし、歯は実は体を支えてるため、歯をなくすることでからだ全体に大きな影響を与えてしまいます。もっとわかりやすく言うと、歯が体のバランスをとっているのです。左右のバランスももちろん、体のねじれも、歯が悪くなって噛めなくなってくると起こります。噛み合わせによって顔の形も変わってくるし、姿勢も変わり、首が悪くなってくるのです。 神経には弱い電流が流れていますが、頚椎が悪くなると神経の流れが悪くなり、からだのそれぞれへの流れがうまく伝わらなく障害が起きてしまいます。末梢神経がおかされてしまうのです。この神経は頭の中の神経、中枢神経が外に連絡するもので、この中に自立神経も含まれ体調が悪くなるのです。最近、「噛み合わせに注意」とよく言われていることはそのせいです。

＜2000.4.1＞

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