2000.11.29 更新

第3回 介護を要する方の口腔ケア

●口腔ケアの大切さ●
食べることによって元気になる

味しく食事ができればどんなに幸せでしょうか。介護が必要となっても美味しく食べたいと思っている方は大勢いらっしゃることと思います。しかし介護が必要となった方の中にはむし歯になったり、歯が抜け落ちてしまったり、入れ歯が合ってなかったり、ひどい時には壊れたまま口の中に入っていたりします。

回写真でお見せしたように義歯の入っている方は普通以上に口の中が汚れているものです。しっかり汚れを落としてあげて生命の源である食事が美味しく、楽しくできるように心掛けてあげましょう。

た介護が必要な方は多くのお薬を常用しているものです。お薬によっては口の中の常在菌を殺してしまいカビの勢力が強くなってしまうものも含まれています。こうなってくるとプラークと一緒に誤嚥(ごえん)して誤嚥性の肺炎等を引き起こすことも少なくありません。

護が必要となても正しい口腔ケアをすることでクオリティーオブライフ(QOL=生活の質)は向上します。ひいては病と戦う気持ちの向上にもなりますのでしっかりケアをしてあげましょう。

た、上記のように口腔内をきれいにするだけでなく、食べたり会話をするといった機能的な事柄に就いてもケアは必要です。特に日本の食事のように見た目の美しさ、歯触り、舌触り、食器の美しさなども 美味しさに入る料理は特にそうだと言えるでしょう。

回からQ&A方式で実際のケアをどのようにしたら良いかをお知らせします。



口腔清浄器具

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