ここ数年の傾向だが電話・受付のやり取りに異常に時間がかかる患者さまがでてきた。たとえばある日の電話でのやりとりである。
それとこんな患者さまも増えてきた。最近では医療側も患者さまに説明をするようになってきた。ところが毎回治療方針について細かく聞いてくる患者さまが最近増えてきた。以前にもこのような患者さまはいらっしゃったが、若い人に増えてきたのも最近の特徴だ。当然初診時に診療計画を立てて文章で治療方針を説明している。 ある20代の青年で毎回しつこくスタッフに診療方針を聞いている患者さまがいらっしゃった。あまりにもしつこいので、ある日別室に呼んで「なぜ、しつこく何回も聞くのか?」と聞いてみた。そうするとその青年は「わからないからきいたのです。」と涼しい顔をしている。よくよく聞くと内容を聞いている内にわからない点が出てくる。それを質問するかしないか迷っている内に全体の話が見えなくなってくる。そこでしかたがないでわかったふりをして「はい!わかりました」などと言って帰る。わからないからまた聞く。問題点をそのままにして帰るので結局わからない、だからまた聞くということを果てしなく繰り返しているようだ。こういった患者さまはよそできっと「あそこの歯医者ではちゃんと説明をしてくれない。」といっているのだろう? でもこの程度なら笑って済まされるが、中には笑って済まされないこともある。問診などで日本語のやりとりがおかしい例を経験するようになった。たとえば幼稚園児が上顎前歯部にC4のウショクがあり歯茎がバッチリ腫れ、しかも排膿している場合、その保護者に「以前、『お子様は歯が痛い』といわれたことがありましたか?」と聞くと結構「いいえ!今回が初めてです」と答える方がいらっしゃる。このような場合、「最近、食べ物の嗜好が変わったり、大好きだったアイスやチョコを残すようになったことはありますか?」と質問を変えるとほぼ100%の保護者は「あります」と答える。もっとも保護者にも言い分があって「痛いと言わなかったので意識していなかった。」そうだ。小さな子供に「歯が痛いという感覚」を保護者に正しく伝えるのは幼稚園児では困難である。だからこそ保護者というものは日ごろから子供の観察はしっかりしなくてはいけないのだと思う。私は子供の目、鼻、唇、髪の毛を見て「乾燥している」というようなインスピレーションが沸いたときには必ず体温をはかることにしている。というのは最近の子供は栄養状態がいいので元気でも熱があることが少なくないのだ。親が自信満々に「元気ですよ!」といっても38℃以上の高熱があることが日常頻繁にある。 また問診の際にいい加減に答える人も増えてきた。 「いつころから痛み出してきましたか?」 「わからない」 「どのような薬を飲んでいますか?」 「わすれた」 これでは正確な診断ができるハズはない。あまりにも考えないで答えるので「もう少しよく考えてから答えてください。」と言ったら「歯が痛いのにいちいち考えるのはかったるい。あとでよく考えるから早く治療しろ。」とお叱りを受けたことがある。これでは正しい診断などを下せる?わけがないと思う。 でも極めつけに困るのは日本語が伝わらない人?である。
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| <2005.4.6> |
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