一昔前、学校が隔週週休2日になったことがあった。この時、隔週週休2日になったのをあてこんで、世間ではいろいろな画策?をした。当然歯科の世界でも、休みになった土曜日に、子供同伴の母親教室を開いたり、歯科矯正に力をいれたり、色々とがんばったのだが、ほとんどはアテがはずれてしまったと聞いている。つまり、「1日の休みなら休息に使うが、2日以上の休みなら遊びに使う」という人の原理・原則?を知らなかったからである。
さて、私の診療所では、日を決めて週数回午前中に往診(在宅訪問診療)に出かけている。朝一番で出かけてもいいのだが、急患があれば対応したいと思ったので、受付開始後1時間してから出発することにした。また、朝から診療する日は、急患対応時間として最初の30分は予約をフリーにしておいた。 ところがこれが完全に裏目に出た。最近の急患や予約のないフリーの患者さまは、ほとんどが朝一番には来ないのである。ほとんどが診療のピークの時間や、終了間際に来るのである。そのため、急患対応時間はほとんどだれも来ず、一番忙しい時間帯や往診の出発間際にひょこっと来院するケースがほとんどだ。しかもどうゆうわけか、こういった患者様は待つことが嫌いらしく、「早くやってくれ」と受付でごねたりしている。一度なんかは、往診に出かけるためにタクシーを呼んでから、突然来院された方がいらっしゃった。「往診から戻ってきたらすぐに拝見しますのでお待ちいただけますか?」というと、「タクシーが来るまでの間に診てください。」等といわれたことがあった。 私の同業の先生の中には、「患者さまを甘やかしたらキリがないよ。第一、君がこうして一生懸命に応対した患者さまは、その後どうなったかい?」という人もいる。こうしてムリに時間を割いて診療した患者さまは、誰一人として最後まで治療されなかった。むなしさばかりが通りすぎる日々が続く。 |
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| <2005.1.5> |
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