僻地に生きる歯科医
倒産の条件?
日テレビで倒産会社専門の備品等を売買する人の取材番組を見た。その中で取材を受けた古物商の社長は「倒産した会社に共通していること」として
 (1) 書類がやたらと多い
 (2) 社長室が広くて立派
 (3) やたらとサンプルがたくさんある といっていた。
(1)と(3)は別として(2)についてはおもいあたるフシがないわけではない。よく歯科材料店が持ってくる本の中には院長室がラウンジではないかと見間違えるような立派な診療所のことが出ているが、ひとごとながら心配になってくる。(余計なお世話か?)


はかねがね院長室は本当に必要か疑問に思っている。私の診療所ではスタッフは「先生の部屋」といっているが、私自身は「事務室」と呼んでいる。事務室だからソファーもロッカーも置いていない、文字どおり事務をする部屋で、歯科診療に必要な器材が置いている。以前保健所の検査の時、検査官が私の「院長室(図面上の名称)」を見ていきなり「倉庫ですね」と言われてしまった。

のことをうちの税理士に話したら「それは結構ですね。皆さんすこし経営が軌道にのるとすぐぜいたくするんですよ。でもこれが、どれだけ働いている人たちのやる気を削いでいるのか分かっていない人が多いんですよ」と言われた。検査官に「倉庫ですね」といわれたのに税理士に少し誉められるとすぐいい気になってしまった。

る雑誌によると医療機関の倒産の半分は歯科診療所だそうだ。でもおもしろいことに医科の先生方は歯科診療所の経営が大変であることはほとんど知られていない。私の身内のもの(医師です)でさえも、「歯医者さんは自費診療がたくさんあっていいですね!」などといってしまう。

く患者さんから「先生は休みの日はゴルフなんかしているんでしょ」とよくいわれる。しかしゴルフが好きな先生もいらっしゃるのは事実であるが、ほとんどの先生はゴルフをしない。理由は簡単でゴルフをすると翌日手が震えるからだ。私の友人の歯科医師は「ゴルフ場に行くとやたらと外車が多いだろう!国産車で行くとちょっと肩身がせまいからどうしても外車を欲しくなるからなるべくゴルフ場へは行かない様にしているんだよ」といっていた。こうしたちょっとしたミエが大きな墓穴を掘ることになるそうだ。

の税理士に以前「倒産の一番最初の兆侯はなんですか?」と聞いたことがある。なんでも短期の資金がショートすることだそうだ。だから少し余裕がでてきたら短期の資金がショートしないような方策をとるべきだそうだ。いずれにせよ身の丈以上の生活をすると破綻が待っている。
<2003.7.2>

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