第17回 シグナルを見逃さない
≪メッセージ編≫・・・今回は、デン子さんやコムタンはお休みデス

 『最近、子供達の体で異変が起こっている。放っておけば、大きな障害となる可能性もある。そんな異変を見逃さないためには、子供の身体が発する“前兆”をしっかりキャッチすることが大切。』・・・親子のための知的探求マガジンに、この夏、特集で取り上げられていました。そういえば、私達が子供の頃と、今の子供達とはどこか違う気がしませんか? 『賢そうだけど、弱弱しい』私は3人の子供達に、そんなイメージを持っています。いくつかチェックポイントが挙げられていますが、筆頭に『歯並び』が載っていました。
 私達の診療室においても、噛み合せに問題を抱えている子供達に、ここのところ本当にたくさん出会います。

 『疲れやすい』『偏頭痛』『アレルギー性鼻炎』などの原因のひとつに、「歯並びの悪さ」を指摘する医者も多くなってきているそうです。
 歯並びの悪さは、遺伝的な素因が影響しますが、生活習慣からくる『舌などの筋肉の未発達』、『うつ伏せねなどの体癖』、『偏った噛み方』、『歯ぎしりやくいしばり』などの要因が“現代の異変”を大きく導いていることがわかってきました。

 氾濫する情報を整理して、子供達が発しているシグナルを見逃さないようにしたいものです。筆者は、『ただ、氾濫する多数の情報が伝える共通点は、《身体の各器官は、影響を及ぼし合って、1つの身体を形成している。》という考え方で、どんな症状にしろ、その改善策は、多くの場合《生活習慣の改善》が基本となっている。』と記しておられます。確かに痛感する所です。

便利で快適になった毎日、ハイテクノロジーに囲まれる生活。
『子供の健康を守るために、親である私達に、今できることは?』   
改めて考えさせられる巻頭特集でした。

参考文献:Kids Life オーシャンライフ7月号別冊

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