第10回 離乳の進め方 その3
 離乳食のお話も、いよいよクライマックス! 今回は、コムタンが突入している離乳完了期(12〜15ヶ月)について、まとめてみましょう!
3) 離乳の完了期(だいたい12〜15ヶ月頃)
 この頃になると、歯ぐきを使って、上手に噛むことができるようになるんですって!上下の前歯が生えてきて、おもちゃなどを噛む遊びが多くなってきます。

 『いやぁ〜だ!汚いから、おもちゃをお口に入れるのは、やめて!』って、つい言いたくなっちゃうけれど、これも、しっかり噛むことを覚える大切なプロセス。前歯を使っていろんなものを噛んでみて、食べ物の硬さに応じた顎の運動を学習し、前歯で十分に学んだ頃に乳臼歯が生えて、噛むという作業がスムーズに身についていくものなんだって!

 ヘェ〜そうなんだね! 飲み込んでしまわないようにおもちゃのサイズには気をつけて、今日からカミカミはOKよ! また、この頃は、少し大きめの食べ物を手づかみで食べる機会をたくさん つくってあげることも大切なんだって!『お口に詰め込みすぎたり、こぼしまくったり!あ〜もう大変!』なんて言ってしまいそうだけど、機能発達面から考えると、手づかみで食べることは、一口で処理できる量を自分の手と目と口を通じて学習することになって、この一連の動きがスプーンなどの食具を上手に使って食べることの基礎となるそうですぅ〜!

 様子を見ながら、バナナやお芋からはじめてみることにします。
(参考資料:歯と口の健康百科)

 しっかり調べてみれば、なるほど納得! 頑張って学習しているコムタンの行動を、とってもおおらかな気持ちで、愛しささえも感じながら、見守ってあげることができます。今回まで3回にわたった離乳食のお勉強は、ステップの確認だけでなく、日々の成長に一歩踏み込んで目を向ける、そんな機会になったように思うデンコさんでした。
 みなさんは、いかがでしたか? 

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