第6回 前歯のすきま

 早いもので、コムタンが誕生してから10か月が経ちました。
 かわいい前歯も揃ってきました。本当に真っ白!シャッターチャンスがいっぱいです。パパのデジカメ編集の腕前は、今やたいした物です。

 今日もコムタンのお昼寝中に、パソコンタイム。楽しいコメントも自由自在。
 「この、アップはなかなか良いショットだよね〜」・・・ん?
 上の前歯って、真ん中に隙間があったっけ? よく見ると、上くちびるの内側のひだが、前歯の真ん中に入り込んでる!これが原因で、隙間が出来てるのかな?

 ずっとこのままで、永久歯もこんな歯並びだったら、どうしよう!
 これは、もしかしたら大変なことなのかも・・・

 目覚めたコムタンを連れて、デン子さんは、歯医者さんを訪ねました。
 先生は、デン子さんの話を聞いて、コムタンの上あごの前歯をチェックしました。
 「この、ひだを上唇小帯(じょうしんしょうたい)といいます。生まれたての赤ちゃんでは、比較的太く厚いもので、乳歯の生えて来る部位の近くに付いていますが、発育に連れて次第に細く薄くなり、付着する位置も歯から離れていくと言われています。

 この上唇小帯が問題になるのは、前歯が永久歯に変わるときで、真ん中の隙間から、歯の裏側まで延びている場合には、手術をすることがあります。
 いずれにしても、赤ちゃんの間は、様子をみます。
ただこのような状況では、真ん中の前歯が唇に覆われていて磨きにくので、ブラッシングのとき、気をつけてあげてくださいね!」




 様子をみていれば、隙間がなくなっていくことも十分考えられるんだって! デン子さんは、ホッと胸をなで下ろしました。帰り際に、寝るときの授乳が、前歯に良い影響を与えないことを聞きました。最近では、コップを上手に使えるようになって来たことだし、早速、断乳に取りかかろ〜っと!


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