デンタルヘルスガイド
2008.1・2

かみ合わせとお口の健康

 以前から、首や肩の凝り、腰痛、めまい、吐き気、あごの痛みといった症状が、歯科治療をきっかけに改善した例が報告されていました。近年の研究で、こうした例では歯のかみ合わせに問題があって症状がおきていることが解ってきています。お口の健康を考えるとき、むし歯や歯周病についてはもちろんのこと、「かみ合わせ」にも関心を向けることが大切です。

かみ合わせとは……

 上下の顎を閉じると、歯は顎のそれぞれの位置に並び上下は規則的にはまりあいます。そして、顎の関節が適切な位置にあるときお口はスムーズに動きます。このように、前歯、奥歯、顎の関節がバランスよくはまり、調和して動いている状態が正しいかみ合わせです。

ちょっと鏡で見てみましょう!
かみ合わせが狂うと……

 ところが、噛み癖、むし歯や歯周病の悪化、強いストレスなどがあると歯並びやかみ合わせが狂ってきます。例えば、むし歯などで下の歯を1本失うと、両隣の歯は歯のない部分へ倒れこみ、上の歯はかみ合う相手がないので下へと伸びてきます。調和を保っていたその他の歯も、少しずつ位置が変化し歯列もかみ合わせもガタガタになります。
 また、かみ合わせが狂うと、歯や口を動かすために無理な動作をすることになります。その無理な運動は、顎の関節や筋肉を痛め、顎関症、頭痛、肩こり、腰痛などの症状や悪い姿勢へとつながっていくのです。

 歯は「食べる」「話す」「飲み込む」「噛みしめる(集中する)」「頭や顔、姿勢を維持する」など、いろいろな働きを担っています。1本の歯の喪失が、私たちの健康に影響し生活の質を悪くするのです。むし歯や歯周病の予防と一緒に、かみ合わせのチェックもお忘れなく!



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