デンタルヘルスガイド
2007.11

「歯ぎしり」や「くいしばり」をしていませんか?

 朝起きたとき顎がだるい、口が開かない、歯がすりへる、むし歯でもないのに冷たい水がしみる、睡眠中に歯ぎしりをする……こんな症状はないですか?こうした症状は、咬むときに使う筋肉が無意識に異常な動きをする「ブラキシズム」によっておこります。ブラキシズムが長時間続くと、睡眠障害や歯周病・顎関節症などを悪化させます。

ブラキシズムとその原因
上下の歯をすり合わせる「歯ぎしり」、かたく咬み合わせる「くいしばり」、歯の先端を小刻みにカチカチと接触させる……これらの無意識に行う運動が「ブラキシズム」です。ブラキシズムは、歯や歯を支える組織に不必要な力を加え、その力で歯や周りの組織を破壊します。
原因はまだはっきりとわかっていませんが、歯並びや上下の歯のかみ合わせが悪いこと、鼻やのどに炎症があること、筋肉を緊張させる全身的な病気があることなどがあげられます。精神的緊張や過労などの肉体的ストレスも原因になると考えられています。
治療法
原因となっている全身的な病気や歯とお口の病気の治療が必要です。精神的肉体的なストレス状態にある場合は、周囲の環境を変えることも必要です。
歯科では、半透明のプラスチック製装置を上顎にはめ、筋肉の緊張をゆるめる治療を行います。この装置はスプリントと呼ばれるもので、個人個人の歯列や歯型に合わせて作られます。

 ブラキシズムは健康な人にも見られます。しかし症状がひどい場合、歯や歯肉を痛め、歯を失うことにつながりかねません。歯ぎしりぐらいと軽く考えずにホームドクターにご相談ください。



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