予防重視型歯科医院 その後
防重視型歯科医院を目指し、予防管理に賛同、共鳴した多くの患者さんも増え、予防指導のための歯科診療椅子(ユニット)も拡充し、はや6年が過ぎました。スタッフの数も増え、なおかつ結婚などの退職に併せて新人を確保し、十分なスタッフ数を常時確保しようと努力してきました。

かし、かねてからの歯科医療の「何かあったら行く」「歯科は、行くとお金がかかる」と思われている方が多いのでしょうか、私の医院の動機付けが不十分だったのでしょうか…。予約しても、うっかりか故意か忘れて、それっきりの患者が多くなりました。

っかく患者さんの症状や状態に合わせて、1ヶ月後・3ヶ月後・4ヶ月後等と定期チェックの予約を入れ、なおかつパソコンからの電話・電子メールによる自動連絡を差し上げていたのにもかかわらず、当日何ら連絡も無くお見えにならない方が増えてきました。それぞれの患者さんにスタッフ1名、30〜45分の予約を確保し、診療台を空けていた医院にとっては、大きな痛手です。保険診療では、予約制をとっていてもキャンセル料金は徴収できません。連絡さえあれば、急患の方を診療したり、キャンセル待ちをされている方をお呼びする事も可能ですが、遅れてくるのかも分からない、来ないかもしれない方を待つのは本当にくたびれました。公共医療機関ならこんな心配はいらないのですが。

こで今回、予防管理の予約を、該当する時期に患者さんの方から連絡頂く事にしました。そのお知らせは、こちらからメール・自動電話・はがきで行います。その気のない患者さんは、連絡が行った時点で予約を入れないでしょうし、患者さんが電話をしたその日に、空き時間があれば予防管理が出来るはずです。

だ移行して4ヶ月ですが、意識ある方はちゃんと電話をしてきてくれます。公共的な側面が医療機関にはありますが、所詮個人経営です。霞を食って生きては行けません。無料奉仕も出来ませんし、過剰サービスも限界があります。

院のこともご理解いただき、お互い気持ちよく診療を行えればと思っています。

長らくのご愛読?ありがとうございました。

Dr.こみのEメールdental@wahaha.gr.jp

<2009.8.10>

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