ストレス・フリー(その2)
者さん=医療を受ける側=病める方々が、病気以外で悩み苦しむ事なく、平等に、安全に医療サービスを受ける事は、人権にも近い当然の権利であることは、誰もが認める否定されない揺るぎない事だと思います。そして、その一方の我々、医療従事者も、そのように努めなければいけない事と思います。

かし、先月の末文に書いたように、医院側から見れば選ばれる医院になりたいと思うのは当然だと思いますが、どこまで患者さんにサービスしなければいけないのでしょうか?
例えば
  1. 7時が最終の予約時間の歯科医院があったとします。
    ある日、Aさんという患者さんの予約が7時に入っていました。こちらが初診時にうかがったAさんの連絡先に電話しても通じません。医院としても従業員を残業させるにも限度があるので、医院の片付け、清掃を始めました。すると何分も遅れてAさんがご来院。
    Aさん「えっ?診てもらえないの?」
  2. Bさんの予約は、ある日の午後4時でした。
    その後の時間にはぎっしりと患者さんの予約が入っていました。Bさんに連絡しようとも連絡がつかず、次の予約の方の時間になったので、その方の診療を始めたところ、そこへBさんがご来院。
    Bさん「えっ?診てもらえないの?」
  3. Cさんは予約日時にいらっしゃいませんでした。
    しかし、次の日突然にご来院。予約の患者さんで、院内はてんやわんやの状態です。
    Cさん「えっ?診てもらえないの?せっかく来たのに……」

良く次の方がキャンセルだったりした場合は、上の2、3のケースの診療も可能ですが……。診療中は確かにドクターと患者さんは一対一の関係ですが、医院としては何人もの患者さんがいて、皆さんを均等に診療する事ができるようにするために『予約制』にしているのです。皆さんには予約時間を守っていただきますが、もちろん医院側も守ります。患者さん一人ひとりの時間を大事にしてゆくためには、前にも書かせていただいたように、双方が『時間を共有している』感覚が大事だと思います。

約制を標榜し、予約時間をこちらが守っている限り、予約時間を守らない患者さんは、診察を受けられなくなるのは当然の流れだと思います。予約時間のことはほんの一部分の例で、あまりにも患者サービスばかりに気をとられすぎて、事の本質がズレてきているのでは?と思うのは私だけでしょうか?王様、女王様気分で気持ちよく診療を受けても、ムシ歯をちゃんと治してなかったり、ムシ歯があるのを見て見ぬ振りをするような診療をされたりしたら、患者さんであるあなたはどうしますか?
<続く>

Dr.こみのEメールdental@wahaha.gr.jp

<2005.10.5>

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