『様』呼ばわりをどう思いますか?
今は病院、医院で患者さんの呼称を『○○様』と呼ぶ所が増えていますね。先日も、とある大病院で検査を受ける機会がありました。受付からはじまって『こみや様』の連呼状態。普段聞き慣れていないので耳が“こそばゆい”感じ。べつに『さん』づけでもいいのではないかと私は思っているのですが、みなさんはどう思いますか?

療もサービス業の一つとして考えると、少しでも患者さんの居心地を良くするという流れもあるでしょうが、あくまでもよい医療技術が先であるべきで、その次にサービスが来るのではないかなと思います。『様』と呼ばれたくて医院を訪れる患者さんはいないでしょうから。ただ、予防歯科をはじめとする、少しでも苦痛のない施術を行いたいとするエステ的要素を打ち出す診療形態の場合は、『様』づけも抵抗無いような気がします。

院はというと、受付、助手、衛生士等のスタッフには、『様』と呼称する約束になっています。下町という地域性もありますから、『さん』づけも結構自然に行きます。患者さんによっては、『○○様』と呼んでもキョトンとされてしまう事も多いのが実態です。私はあえて『さん』づけで通すようにしています。治療や医療的な指導をする上では、患者さんの痛みを知りながらも、ドクターは患者さんより少し上の位置に居ないとならないと考えています。(偉ぶるとか、おごり高ぶるわけではありません。知識、医療技術への自負と言ってもいいかも知れません。)

『様』づけで「偉い」とか「診せてやっている」と勘違いされている『患者様』もいらっしゃいます(これでは『さか様』ですよね)。また、『様』と呼ぶだけで上質の医療サービスを提供している、と勘違いしていることも多いような気もします。

の臨床検査室での事...
「古宮様、それではここにお小水をとって下さい。」(どこでという指示が抜けていたので私は困りました。)
Dr.こみ「どこでとればいいのでしょうか?」(本当にわからなかったのです)
「そちらの角を曲がったところにおトイレがございます。」
(あれ?量はどの位だろう?小水を入れたコップはどうするんだろう?中間尿だっけ?)
(あなたたちは一日何人も検査をするけど私は久しぶりなんだから、もっとやさしく丁寧に説明してよ。)
とりあえずコップの八分目も入れておいた私でした。(べつに嫌みでたくさん入れた訳ではないからね)

寧で的確な説明が、上質の医療サービスには必要だと思いますが、いかがでしょう。
<2004.12.10>

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