Vol.15-2002.11 |
ウェルネスアドバイザー 八雲 ゆき |
肩こりや腰痛を解消したい!ストレスのないリラックスした快適な体を手に入れたい!と思っていても、なかなか継続した運動ができなかったり、忙しくて自分の体と向き合う時間のない方も多いのではないでしょうか。 肩こりなど体のストレスの原因は、毎日の家事やオフィスでのデスクワーク・OA作業など、日常生活のなかでの余分な力みにあります。その体のあちこち力んだ部分が、硬くなり、血液の循環が滞ってきて、体内の疲労物質を排出できなくなると「こり」や体の不快感になるのです。 こうした体の緊張やこわばりをとることは、さまざまな病気を未然に防ぎ、健康的な生活をもたらすばかりでなく、その人本来の能力を発揮させる意味でも非常に大きな効果を発揮します。 今回は、この体の緊張する・固まる生活習慣を、「ゆるんだ歩き」に変えることで、体をほぐしてあげましょう。 ではどのように改善すればいいのでしょう?一般的な良い歩きのイメージは、「姿勢がまっすぐ伸びていること」「歩幅が大きいこと」「良く手が振れていること」などのようです。 しかし、「無理に姿勢をまっすぐに保持して、上体に力を入れすぎたり」「歩幅を伸ばそうとして余分な筋力を使ったり」「腕や肩に力を入れて振る」と逆効果です。せっかくウォーキングをしていても、前のめりに前傾した姿勢で早歩きでは、体をほぐすことはできません。 |
一番大切なことは、普段から体の力を抜いて歩き、 歩くことで体が固まらないように、 さらに体の硬いところをほぐすように歩けることです。 |
では、ここからは実際に体を動かしながら試してみてください。
頭では力を抜いた方が楽で気持ちよいとわかっていても、実際に力を入れて不快な歩きをしてみると、はっと気がつくことがありませんか? 今の 実験1)ほどではなくても、毎朝通勤で急ぐと力んでるな、仕事が忙しい時、苦手な上司の所に行く時にもつい力が入るな、また機嫌が悪いとき、怒っているときにも力が入って歩いているわ…等々、自分の普段の習慣を思い出せればしめたモノです。 気になったところから、力を抜いて歩くことを心がけましょう。 体の固さやストレスは、感情や気分にも作用しています。普段から力を抜いて歩くことを心がけると、心身のストレスを減らすことができるのです。 |
もう少し歩きの改善のポイントを整理してみましょう。 チェックポイントは、
時間がとれる方は、有酸素運動に切り替わる10分以上で、集中でき、疲労が残らない30分ぐらい意識して歩くと理想的です。 |
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