Vol.13-2002.7 |
ウェルネスアドバイザー 八雲 ゆき |
※パタカラについては、パタカラ「ユーミー」でくちびるストレッチ をご覧ください。 |
今年もダイエットシーズン到来です!暑い夏をウキウキ&スキッと過ごすために、短期間で効果がでる「ゆる体操」と「パタカラ」で、ボディとフェイスラインを引き締めませんか。 私がパタカラをお勧めするときに驚くのは、年齢・性別に関わらず、小顔や顎のたるみに皆さん敏感なことです。首からフェイスラインにかけてとお腹は、見た目年齢を大きく左右することをよくご存じなんですね。そこで今回は更に一歩掘り下げて、「ゆる体操」と「パタカラ」の相乗効果を高める方法に取り組みたいと思います。 |
ではまず今までのおさらいです。「ゆる体操」で全身の骨格をゆすり、ゆるめます。頭蓋骨から首肩、腕手、胸背、腹腰、脚まで順番に、それぞれを意識しながらゆったりとゆすってみましょう。ゆするときには、自分の体の固まっているところ・鈍いところがほぐれるように行います。今まで動かしていなかった部分に気づき、意識し、動かしてあげるだけで、体の調子や動きの滑らかさは随分改善されるものです。 次に立ち方をチェックします。余分な力が入っていないか、骨格が傾かずにスッとまっすぐ全身気持ちよく立てているか確認しましょう<図1>。重心が母指球あたりでは、骨格が前に傾き、太ももや腰に負担がかかります。ですから、重心は骨格上まっすぐに立てる位置である内くるぶしの真下にくるようにしてください<図2>。試しに重心を前の方へ持っていくと、太ももの前側やお腹が張ることに気がつかれるでしょう。 |
立ち姿勢まで確認できたら、いよいよ「パタカラ」です。その良い姿勢のままパタカラをやってみましょう。 パタカラで唇のまわりの筋肉を使っても、脚や肩・腕など体の外側の部分に力が入ってはいけません。腰が反らないように姿勢を崩したり、肩や腕・胸に力が入らないように、ゆるんで立ったまま行います。これは厳密にやると、とても難しいものです。上手くゆるんだ姿勢でパタカラができると背中や肩、首もほぐれてきますよ。 そして今回の重要点。パタカラを行う瞬間に自分をクールに観察して、一体どこに力が入るのか探しましょう。 急いでワープロ打ちをしている時には肩に力が入りやすい人は、パタカラをやるときには力みやすい傾向にあります。同様に、手首が腱鞘炎になりやすい人は、肩や腕に力む癖があったり、腰が痛くなる人には太ももの前側に力が入る傾向があるのです。つまり私達は、普段力が入りやすい所に、同じ様に力は入ってしまうのです。できる限り自分の癖を見つけだし体を解き放ってあげましょう。やればやるほどわかってきます。 更に、自分の体の緊張や癖をつかんだら、そのポイントに注意して「ゆる体操」と「パタカラ」をやってみましょう。是非、しなやかなボディと引き締まったフェイスラインを手に入れ、今年の夏はスーパースマイルでお過ごしください。
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