| 学校の特徴的施設にランチルームがあり、私は毎日子どもと接しながら給食指導をし、食事をしています。子どもとその日の給食や指導の話･･･、話題は様々です。子ども達も笑顔を絶やさず話しをしていますが、気になるのは口元。ある食の細い子は、口の中で嫌いな食べ物がいつまでも噛まずに残っています。にっこり笑顔の子の乳歯は虫歯。体格のいい、おかわりに飛んでいく子は、ほとんど噛まずに飲み込んでいます。ふっとその子を見ると、大きな大人の歯に早々はえかわっていますが、顎が発達しきれず乱くい歯で噛み合わせがうまくないようです。どの学年学級でも見られる光景ですがその数は年々増えています。 |
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柔らかい洋風の食事は喉ごしが良いせいか、忙しい現代にはおやつに食事に頻繁に登場しますし、好まれています。給食の好評献立といえば、カレーにシチューではありますが、しかし同様に上位に登場するのは和食の「筑前煮」や「里芋の煮物」などの古くからの伝統の煮物。子ども達は和食が「嫌い」ではありません。噛むのに時間がかかろうと「美味しい」ものは好きなのです。和食の食材は栄養的（食物せんい・ビタミンなど）にも、噛む力を育てる意味でも日本人には欠かせません。もっともっと和食の食材を好きになってほしいし、和食の献立ももっと頻繁に給食に登場させたいと思っています。 |
