ご存じのヨガ、瞑想法、自律訓練法、呼吸法、アロマテラピー・・・は、静かな状態で行うリラックス法で、スタティックリラクゼーション(静的な脱力法)と言います。それに対しダイナミックリラクゼーションは、ダイナミック(動的に)に体をゆすり全身をほぐす方法です。ダイナミックリラクゼーションの特徴は、動きを伴ったときのリラックスが容易になることです。
世の中のあらゆる分野で、非常に優れたパフォーマンスを発揮する人々は、ゆるゆるにゆるんだ身体をしています。子供の頃のようにゆるんだ身体が、快適でかつ優れたパフォーマンスの源なのです。
●ゆるの方法
まず体をゆすります。人間の体は、ゆすると揺れ、緩むようになっています。「ゆする」「ゆれる」「ゆるむ」を繰り返し全身がほぐれたら、次に頭蓋骨から順々に、「骨」を意識してゆすっていきます。固い骨がクリームかミルクになるようなイメージで、ゆるゆるトロトロになるようにゆすります。頭蓋骨から、くびの骨、鎖骨、肩関節、肩胛骨、上腕骨という要領で、ゆすりながら上から下へおりていきます。「内臓」「筋肉」も同様に上から下へとゆすります。
やりづらい所は、さすったり、軽く叩くと、意識しやすくなり効果が上がります。はじめは固まっていた身体も、続けるにつれ、柔らかく滑らかな動きになってきます。仕事をしていて、気になる所、違和感のある所、身体がつらくなった所に、ゆるをかけると、疲労度が違ってきます。是非お試し下さい。
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初心者は最も動かしやすい首だけを激しくゆすりがちですから、首をソフトにゆするように注意して下さい。 |
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