味彩通信
Vol.3-1998.4
ニコニコ楽々お弁当
 出番を待ちかねたように咲きはじめた桜たち、真新しい制服に身をつつんだ元気いっぱいの子ども達。 自然や人に不思議な、おおきな息吹を与えてくれる春がやってきました。
 幼稚園や学校に通う子どもにお弁当作りがスタートするお母さんも多いと思います。最初の頃は、お母さんの方も力が入って色々と作っていたのが、しばらくすると「明日は何を入れようかしら?」と悩むこともしばしば。 ただでさえ慌ただしい朝の時間です。
 そこで、手抜きでも彩りも良く、子どもが喜ぷご飯メインのお弁当をご紹介します。

*オムライス弁当 オムライス弁当
  1. 鶏肉(豚、牛でも可)は一口大、玉ねぎ、ピーマンはみじん切りにしたものと、ミックスベジタブル、ご飯を炒め、塩と胡椒少々とケチャプで味付けする。
  2. お弁当箱の3/4に1をつめ、その上からフライパンで焼いた薄焼き卵をのせる。
    (残りの1/4にプチトマト、ブロッコリー、ジャガイモなどつけあわせの野菜を詰める。)
*サラダずし弁当
  1. 温かいご飯に市販のすし酢を混ぜて酢飯を作る。
  2. 赤ピーマン、黄ピーマンは小さい短冊に、きゅうりは小さくさいの目に切り、どちらも軽く塩をして水気をしぼっておく。
  3. 一ロサイズに切ったハム(カニかまぼこ等でもよい)と2を1のご飯に混ぜ合わせる。好みで白コショウを少々加えてもよい。
    (つけあわせは、一□大の鶏の照焼きと茹でたうずら卵とアスパラを順に串に刺したもの等、蛋白質系。)
*そぼろ弁当 そぼろ弁当
  1. 少量の油でおろししょうが、牛ミンチの順に炒め、醤油・みりん・砂糖で甘辛く味付ける。
  2. 少量の油をひいて熱した鍋に、割りほぐした卵こ塩一つまみ加えたものを入れて箸でかき混ぜ、いり卵にする。
  3. お弁当箱にご飯・のり・ご飯の順に重ね、その上に1、2を飾りのせる。
    (例:斜め半分ずつ飾りのせる)
    (つけあわせは、ほうれん草やカリフラワー等なんでも。お野菜をたっぷりと入れてください。)

 以上のお弁当3品は、母が作ってくれたお弁当の中で私が好さだったものをアレンジしたものです。お弁当作りは毎日のことだから気負わず無理をしないで、時には手抜きの日があってもいいと思います。お弁当の栄養以上に、お母さんの優しい笑顔と元気な「いってらっしゃい!」が子ども達の何よりの栄養になるのですから。

お薦めのお弁当の本
  • はじめてママのおべんとう(白井 操)ひかりのくに---\1,068
  • よい歯を作るお弁当(田沼 敦子)グラフ社---\670


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